牽引装置を見直してみました。

牽引装置強化

マウンテンスクーターにはオプションで、牽引装置があります。
基本的には、ドックスクーター用という事にはなりますが、公道という事を除けば、車でもバイクでも、スノーモービルでもバギーでも牽引して走って行きます。
サマーゲレンデのテスト走行の時は、バギーに牽引して上がっていきました。

この牽引装置ですが、先日の練習会で、私の設定の仕方が悪く破損させてしまったので、改善並びに強化という事で、ちょっと手を加えてみました。


牽引装置の主要パーツは上記3点となります。

・MTSと牽引してくれる相手を繋ぐライン
・ラインが緩んだ時に、フロントタイヤに巻き込まないようにするアンテナ
・牽引車が暴走した時に、MTSとの連結を解除する セキュリティーベルト

です。

MTSのメーカー GRAVITY のアンテナは世界中の様々なメーカーのアンテナの中でもかなり評価が高く、モノがいいのに破損させてしまったのは明らかに自分の取り付けミス。
とはいえ、絶対自分と同じ事をする人も、居るはずなので、強化ステップを記録に残しておきます。
まだ、実際の走行テストは行っていませんが、少なくとも人手で、ガンガン、引っ張ってる限りでは、全く動じないし、明らかに強化されてる感はあります。 しかしテストは必要。

ワンコさんの 馬力(ps)がどれほどのものなのかは分からないですが、とりあえず公道じゃない場所でバイクで試してみたいと思います。

図の一番左のが、Gravityのアンテナです。
一番評価も高いし、レビュー数も一番多いです。
右のコメントが、実際のレビューです。
ちなみに、ドイツ語です。

それでは、それぞれの手を入れていった場所を見ていきたいと思います。

アンテナの破損箇所と対応

まず、破損箇所を確認します。

■1枚目(アンテナ-車両 取り付け部)
アンテナの付け根ですが、このように割ってしまいました。 ちなみに、このアンテナそこそこ固いのですが、曲げるとかなりグニャグニャ曲がります。
それでも、尚 折ってしまったのは、 遊びをなくして、MTSのフレームにガチガチのムキムキにネジで固定してしまった事で、力の逃げ場を全く作らなかった時に上下の動きの時に負荷が掛かりすぎての原因と思われます。
仮にアルミの板で作ってたって、不可がかかればグニャルよ!っていう位な締め付けをしたのを記憶してます。なぜかというと、ちょっと角度を気持ち上に上げたくて(本来はする必要がないのですが、フォーム的に押えとく為にいらんことしました。)

■2枚目(アンテナ先端部)
アンテナの先っちょについてるワイヤーです。これはラインを通す為の輪です。
もう、これは完全に金具の強度不足。
日本で販売されている同じ長さのワイヤーと比べても、感触的に異なるのが分かります。今回は、日本製のワイヤーもありますが、そもそも、ワイヤーそのモノがそれ程強いものでは無いので、ワイヤーではなく、強固なリングに変更です。

アンテナは、ラインが前輪に絡まないようにする為の装置ですから、これ自体が牽引される一部ではなく、あくまで上から支えてるパーツになります。


■1枚目の写真
上がガチガチに締め付けてた状態で、下かカスタムした常態です。かなり 輪 が広くなってアソビが取れるようになりました。
ネジの内径は M6 長さ70mmのネジに変更しました。
さらに、動きまくるアンテナで周りが傷つかないようにゴムでカバー(強化両面テープで固定しています)

■2枚目の写真
先端のワイヤー式だったものを外し、対加重 4Kg の強めのリングに変更。
さすが4Kg対応・・・ ワッカに通すのも、凄く力がいりました。
これで少なくとも、ワイヤーの様に、切れる・・・という事はありません、歪む事で力を分散します。支えるレベルのもので、4kgって過剰すぎかも知れませんがとりあえず安心。

とりあえず、めちゃくちゃ してみました。

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セキュリティーベルト

セキュリティーベルトは、 車で言えば、クラッチのような役割であり、 バイクでいえば、キルスイッチ で、駆動のパワーを切り離す役割の為のベルトです。
勿論、セキュリティーという文字だけあって、使わないことが望ましいですが、手元でワンタッチで接続が解除できないというのは危険です。
例えば、牽引元は崖の上、 MTSが崖下に落ちそうな場合に、MTSの車重で牽引元が崖に引っ張られるような場合、MTSを切り離す必要があるかもしれません。
また牽引元が、コントロール不可の状況に陥り、MTSを切り離す方がコントロールが可能な状況に回復する場合もかもしれません。
どの様な事であれ、コントロールできる という事が大切で、その為のセキュリティーベルトとなります。

今回、このセキュリティーベルトですが、最初についていたのが、マジックテープのモノになります。マジックテープのベルトで、MTSのフロント本体を巻く形になります。
マジックテープをシッカリ圧接していれば、十分ロックは出来たのですが、 簡単な力でも くっついてしまう為に、圧着できているのか、どうなのか目で見て判断できないというデメリットがあります。そこで、今回は、ラチェットまで行くとさすがにやりすぎなので、万能ベルトで対応しました。

セキュリティーの金具に ベルトがついてます。
見づらいですが、マジックテープで巻く方式です。

万能ベルトは色々なカラーがありますし、ホームセンターなどで簡単に手に入るので入手経路に困ることがありません。
これで、かなりガッチリです。
今回はバックルがプラスチックのモノですが、金属製のモノがあれば、やっぱりそちらが望ましいですね。

とりあえず、組んでみて、暴れさせてみる。

全部のパーツをつけて、ワンコさんが走っている事を想定して、色んな方向に激しく動かしてみました。
勿論、引っ張ったり、振り回したり…。車体が倒れるギリギリまで、ぶん回してみました。
この撮影の前にも、かなりぶん回して、MTSが、室内で大暴れしたので、ちょっと控えめですけど。

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とりあえず、これで 次は、バイクに牽引させて走らせてみようかと思います。
バイクで、ワンコさんよりも、激しいスタートの仕方をして、その耐久性を確認してみたいと思います。

つづく・・・。

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